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快眠できるマットレスの選び方 ~失敗しないポイントとは~

 

日本人の平均睡眠時間は50年前に比べ約1時間短くなっているそうですが、眠りで大切なのは量より質ともいわれます(参考:全国健康保険協会HP)

 

このところ「睡眠の質」「快眠」が話題になることが増えました。

厚生労働省による健康情報サイト『e-ヘルスネット』では「快眠と生活習慣」の大切さを説き「睡眠をとりまく環境を整えることは快眠のための必須条件」として寝具の重要性をあげています。

 

ここでは睡眠の質を考えながら、寝具の中でも睡眠環境に大きく関わるマットレスについてご紹介いたします。

 

 

 

1.睡眠の質と快眠

 

 

「快眠」という言葉は、中国の王朝の一つ南宋の儒学者・朱熹(朱子、1130年~1200年)が詩に用いており、泉鏡花の小説『義血侠血』(1894年)でも引用しています。

現代は健康に過ごすため睡眠環境が関心を集めたことで「快眠」をよく使うようになりました。

 

快眠とは心地良くぐっすり眠ることを意味しますが、眠りはじめのおよそ3時間で快眠できているか否かが「睡眠の質」を左右するといわれます。

睡眠の“質”は眠りの深さを追究した考え方で、“量”としての睡眠時間が不足気味な日本人にとって特に必要と言えるでしょう。

 

睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠の状態を交互に繰り返すことが分かっています。

レム睡眠は特徴の1つである急速眼球運動(rapid eye movements: REMs)の頭文字から名づけられたもので、対してノンレム睡眠では脳が休息状態にあります。

 

通常の睡眠は深いノンレム睡眠から入り、成長ホルモンの分泌や脳内老廃物の除去が活発に行われます。

レム睡眠の段階になるとノンレム睡眠の時よりも夢をよく見ます。

ノンレム~レム睡眠の周期は90分~120分ほどで、レム睡眠の出現は睡眠全体の約20%といわれます。

 

はじめの深いノンレム睡眠の時に重要な役割を果たすことからも、寝たらすぐ快眠したいものです。

ところが日本人は成人の5人に1人が「不眠」の悩みを抱えており、睡眠環境を改善しなければ快眠どころではありません。

e-ヘルスネット』では快眠のために望ましい生活習慣として「運動」や「入浴」など快眠に直結する習慣と、「光浴」により「体内時計を24時間にきっちりと調節」して規則正しい睡眠習慣を送ることで間接的に快眠を得ることを提案しています。

 

 

2.寝具と快眠

 

 

e-ヘルスネット』は快眠のために睡眠環境を整える必要性と寝床内環境をつくる寝具選びの重要性を説明しており、寝室環境の湿度・温度・光・音を整えることで「寝つきが悪い」「夜間によく目が覚める」といった不眠の改善が期待できるといいます。

 

また掛け布団や枕の「保湿性、吸湿・透湿・放湿性、柔らかさ、軽さ」、マットレスや敷き布団の「硬さ・柔らかさ、耐久性」に配慮して、寝床内環境を「温度:33±1℃」「湿度:50±1%」と推奨しています。

 

人間は体内時計の働きにより、夜眠る時は深い眠りを保つため体温を下げようと体内から熱を出すため発汗します。

そのため寝具は吸湿性・放湿性が高く、保温性に優れていることが望ましく、さらに寝ているときの寝相が普段立っている時の姿勢に近くて負担が少ないことが大切になります。

 

枕には寝たときにマットレスや敷き布団と後頭部から首にかけてできるすき間を埋めることで、立ち姿勢に近い自然な体勢を保つ役割があります。

同じようにマットレスや敷き布団にも自然な体勢を保つ役割があり「正しい寝姿勢は、背骨の曲がり幅が立った状態の約半分、2~3cmのとき」、「柔らかすぎると、背骨が曲がりすぎ、寝返りが多くなる」、「硬すぎると、耐圧を感じやすく、寝心地が悪くなる」としています。

 

では睡眠環境を整えるために寝具のなかでも最も寝姿勢に関わってくるマットレスを見直すならば、どのようなところに注意して選んだらよいのでしょう。

 

 
 

3.高反発マットレスと低反発マットレス

 

 

 

マットレスは大きく分けて高反発マットレスと低反発マットレスの二つがあります。

 

さらに高反発マットレスは素材によってコイルタイプ(ポケットコイル、ボンネルコイル)とノンコイルタイプ(ウレタンフォーム、ファイバー、ラテックス)に分かれ、低反発マットレスは主にウレタンフォームを使用しています。

 

コイルタイプの素材は鋼鉄製スプリングで、ポケットコイルマットレスは独立したコイルを並べた構造になっています。

ボンネルコイルマットレスはスプリングが連結した構造なので面で支える形になり布団で寝ているような感覚があります。

 

 

 

 

両者を比べるとポケットコイルは体圧分散性が高いので寝心地がよいのに対して、ボンネルコイルは体圧分散性が低く横揺れする感じがあり、やや硬い寝心地です。

どちらも通気性、耐久性は高いですが素材が鋼鉄製スプリングなので処分しにくいのはデメリットといえるでしょう。

またポケットコイルは価格が高めでボンネルコイルの方が比較的リーズナブルです。

 

ノンコイルタイプのうちファイバーマットレスは炭素と水素からつくられた高分子の繊維・ポリエチレンを編んだ素材で作られており、適度な反発力があり通気性がよく、水洗いすることができるのが特徴です。

きちんと手入れすればホコリやカビ、ダニの死骸などのハウスダストが溜まりにくいのでアレルギーに悩んでいる方にはおすすめです。

 

 

 

 

ラテックスマットレスは石油から作る合成ゴムではなく、ゴムの木の樹液から作った天然ゴムラテックスを素材にしています。

天然ゴム特有の弾性があるので体圧分散性が高く、殺菌性や防虫効果があり耐久性もよいのですが、重たいのとゴム臭がするため臭いに敏感な方には向かないかもしれません。

 

 

 

 

ウレタンマットレスとはプラスチックの一種であるポリウレタンをフォーム(泡)状にしたウレタンフォームを素材にしたものです。

マットレスの多くはウレタン素材といえるでしょう。消費者庁はホームページで「ウレタンフォームマットレス」について「あらゆる形態で用いる寝具用のもの」と定義しています。

 

ウレタンフォームマットレスは主に高反発ウレタンマットレスと低反発ウレタンマットレスの2種類があります。

高反発ウレタンは適度な反発力があるので寝返りが打ちやすく、品質が高いものでも比較的リーズナブルなのがメリットです。

低反発ウレタンは反発力が低く体型にフィットするので包み込まれるような寝心地があり、丸めて折りたたむことができるので収納性に優れています。

ただ、どちらもウレタンフォームの質によって通気性や耐久性が悪いことがあります。

 

 

 

体圧分散とは、寝たときにマットレス全体に対して均一に圧力がかかっている状態をいいます。

柔らかいマットレスのほうが全身はマットレスに密着するので体の出っ張った部分に強い圧力がかからず体圧分散に優れているといえますが、柔らかすぎるマットレスは身体が埋もれてしまい寝返りが打ちづらくなり睡眠の質を下げる可能性があるので注意が必要です。

 

高反発ウレタンマットレスは適度な反発力があるため寝た時に体が沈み込み過ぎず、人間本来の背骨がゆるやかなS字カーブを描く理想的な姿勢を保つので、快眠を得やすいのがメリットです。

また睡眠時に長時間同じ姿勢が続くと筋肉や背骨に負担がかかってしまうため、寝返りは体の緊張をほぐすために大切で、睡眠時間8時間の場合は一晩で20回~30回くらい寝返りを打つのが望ましいとされます。

 

 

 

高反発マットレスだと体が沈み込み過ぎないので寝返りが打ちやすいのに対して、低反発マットレスは体が沈み込んで寝心地はよくとも、寝返りを打ちづらいのがデメリットになります。

寝ている間に筋肉が緊張してしまい背骨の理想的なS字カーブが崩れてしまうと、背骨の中を通る中枢神経「脊髄」に影響をおよぼして内臓の不調や自律神経失調症、腰痛などにつながる可能性があります。

そうした理由から高反発マットレスを使えば腰痛対策になり快眠が期待できます。

 

 

 

4.高反発マットレスの選び方

 

 

鋼鉄製のスプリングを使用していないノンコイルタイプのウレタンマットレスは「小型で軽量なので手軽に扱えて手入れや引っ越しなどがしやすい」、「圧縮可能なため運搬・輸送のコストを抑えてSDGsの目標にもある『温室効果ガスの排出量削減』に貢献できる」、「ウレタンフォームなのでカットして一般ゴミとして出すこともできるため処分が楽」といったメリットもあります。

※ゴミ出しの方法はお住いの各自治体のルールをご確認ください。

 

「睡眠の質」を求めるには高反発マットレスがおすすめですが、製品によって特徴が違うのでよく調べて選ぶことが大切です。

特に寝たときにしっかり体を支えてくれる「硬さ」と性能に関わる「密度」をチェックしましょう。

消費者庁は「ウレタンフォームマットレス」の硬さを「N(ニュートン)」という単位で分けており、区分と表示名を「110ニュートン(11重量kg)以上:かため」、「75ニュートン(7.5重量kg)以上110ニュートン(11重量kg)未満:ふつう」、「75ニュートン(7.5重量kg)未満:やわらかめ」としています。

 

ただマットレスの製品となった際に「かため」と表示されていても「110N」ではかなり柔らかめに感じるという声があり、110N以上の区分なので実際は200Nもあり硬すぎる場合もあるようです。

 

一方で「ふつう」、「やわらかめ」と表示されたマットレスには寝た時に体がしずみこみすぎて床を感じてしまう「底づき感」がある製品も含まれるので注意が必要です。

 

 

高反発マットレスの性能を左右するのがウレタンフォームの「密度」になります。

 

ウレタンフォームの密度は「D (Density=密度のD)」という単位で表され「15~24D」あたりは低密度なためすぐにへたってしまい、寝た時に体を支えきれないので腰痛につながる可能性が高くなります。

「25~28D」程度になるとそれなりにマットレスとして使えても、長期間の耐久性はなく、寝ているあいだに体がしずみこみすぎて快眠は得られないでしょう。

 

最低限の品質を求めるには密度が「30~36D」の高密度タイプをおすすめします。

30D以上だと寝ていても朝起きるまで体を支えることができ比較的に耐久性も高くなります。

さらに密度が高い40D以上の超高密度タイプの高反発マットレスでは快適な寝心地が長く続くので、品質とコストパフォーマンスもよいと言えます。

メーカーやブランドのホームページなどで比較してみましょう。

 

 

 

5.商品レビューや口コミ、信頼性のあるメディア情報を参考にする

 

 

株式会社リフレーションジャパンの快眠寝具ブランド【SOMRESTA】マットレスの公式サイトではマットレスの性能や品質についてデータなどを用い詳細に説明しているのでマットレスのご購入を検討の際には是非参考にしてみてください。

「SOMRESTA(ソムレスタ)」とはラテン語で眠りを意味する「SOMNUS(ソムヌス)」と回復する・良い状態に戻るという意味の「RESTAURO(レスタウロ)」から発想したブランド名です。

 

独自で開発した超高密度・高反発ウレタンフォーム『SOMRESTA(ソムレスタ)フォーム』についてデータに基づいて説明しており、「N(ニュートン)」単位で「硬すぎずしっかり体を支える硬さ『154N』」を採用しています。

さらにウレタンフォームの密度も「30D~36Dの高密度タイプ」より更に上の「超高密度」にこだわって「高品質・高耐久性」を実現しています。

 

寝返りのしやすさを示す「反発弾性」の基準を明確に定義するJIS基準でも、第三者検査機関である一般財団法人ボーケン品質評価機構での試験で反発弾性60%の「高弾性(高反発)ウレタンフォーム」と証明されています。

 

さらに自然な寝返りサポートや、寝心地を追求した多層構造で快眠に導き、高い通気性と消臭・防ダニ効果などのある中綿入りキルティングカバーで中芯を寝汗から保護するという品質の追求はまさに『SOMRESTA(ソムレスタ)』ならではのこだわりを感じて頂けるはずです。

 

また専門誌や有名ファッション雑誌、ビジネス誌にも「夏の快眠家具」「トレンド商品」などの特集で掲載実績があり安心で、ユーザーによる商品レビューご満足頂けた喜びのお声やご不満など具体的な口コミがペンネームとともに販売ページに掲載されているのでマットレスのご購入を検討中の利用者様の参考にできると考えます。

 

その他ブランドについても、このようにマットレス選びではまずホームページなどで特徴を調べることをおすすめします。

 
 
 

まとめ

以上、快眠を得るためには生活習慣がいかに大切であるか触れながら、マットレスの選び方を説明しました。

最後までご覧頂き誠にありがとうございました。

あなたにぴったりなマットレスが見つかり睡眠の質が向上することを願っております。

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